技術の進化に乗り遅れるな!働き方を変えることは、今の時代に必要なスキル

ビジネスのあり方は常に変化し続けます。ノマドワーカーに代表されるようなオフィスをもたない働き方もそうですし、オフィスを見ればペーパーレスオフィスやフリーデスクなど、今までの常識的な働き方からの脱却が見られます。

かつては皆が会社に集い、それぞれが分業化された仕事をこなして、ひとつの会社を回していました。PCのない時代は、資料作成担当やオフィス内での文書を届ける担当など各仕事が分業化されていました、まさに「全社一丸」という言葉がぴったりはまるような働き方だったのです。

テクノロジーの進歩により「各個人でできること」が増えました。働き方の変化にも大きく起因しています。カフェでPCを広げるビジネスマンを見て、それを感じている人も多いでしょう。

これからどうなっていくのか、自分は、会社はどうしていけばいいのか。今回は、テクノロジーの進化が働き方を変えてきた事例を振り返り、未来の働き方を考えてみましょう。

暮らしも働き方も変えた。携帯電話とインターネット

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携帯電話は今でこそ誰もが持っており、持っていないほうがおかしいくらいのツールになりましたが、携帯電話と呼べるものが初めて世に出たのは1985年。肩掛けのベルトのついた「ショルダーホン」で、重さはなんと3kg。これを原型に小型化していき、瞬く間にビジネスシーンで欠かせないものとなりました。オフィスにいなくとも仕事のやり取りができるようになり、「社外=連絡が取れない」というそれまでの概念は消え去りました。

また、Eメールの登場はどうでしょう。社内の情報共有一つとっても、Eメールの登場以前は紙が基本でした。アドレスを指定して自由自在に送ることができるEメールは情報が届く範囲とスピードを劇的に変えました。

今では誰もが触れているスマートフォンは、さらなるイノベーションを生みます。「iPhone」が日本で発売された2008年には、クラウドストレージの代表的サービス、「Dropbox」と「OneDrive」がサービスを開始。紙の文書や資料は持ち歩くもの、もしくはオフィスや自宅に置くものではなくなり、データとしていつでも取り出せるものへと変化しました。「データをシェアする」概念は組織のあり方すら変えました。

2011年には日本で「LINE」および「チャットワーク」もリリース。この頃からチャットサービスが浸透し始め、今では、「Facebook Messenger」や「slack」、「Hangouts」など多くのチャットツールがビジネスコミュニケーションに欠かせないツールとなっています。

仕事のほとんどがコンピューターの中だけで行えるようになり、紙を必要としないペーパーレスオフィスや、オフィスそのものを必要としない新しい形の会社や個人事業主が時代の先を走るようになっていきます。

上に挙げたものはほんの一部です。しかし、これらの全てが、当時は「新たなテクノロジー」でした。先んじて取り入れた者、企業や組織が必ず存在し、それぞれの場面で業務改善や生産性向上を成し遂げているのです。

次に起こる課題を察知し、解決するための技術革新をキャッチする準備はできているか

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日本の未来の課題に目を向ければ、少子高齢化が引き起こす労働人口低下、グローバル化の波により激化する競争など、ビジネスシーンの課題は山積みなはずです。課題を解決する方法として、個人として、企業として、働き方を変え、生産性を高める姿勢はこれまで以上に必要になっていきます。

過去30年を見ても、その時々の課題に向き合い、新技術や情報をキャッチし活用したアーリーアダプターが成果を出してきたことは明らかです。自発的に変化する個人、組織こそが生き残ってきたのです。

逆に、課題に気づかず、もしくは目をつぶり、変化を恐れるだけのラガード層の個人や組織は、より目まぐるしく技術が進歩するであろう次の時代に乗り遅れてしまいます。ビジネスにおいて遅れをとることはすなわち、「業績の低下」、「組織の衰退」と同じだと言えるでしょう。

テクノロジーが変える、ビジネスの未来

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今、時代の変化を探るために注目すべきは、ITの力で次々と新しいものを生み出すシリコンバレーの動向です。また、国家レベルで目覚ましい発展を遂げている中国も面白いかもしれません。生み出されるものは玉石混交ですが、よいものは大企業に買収されて大きく進歩する場合も、まったく独自に発展し時代を揺るがすものもあります。

スマートフォンやインターネットによって、ビジネスは“場所”の概念を壊しました。オフィスからは紙がなくなり、デスクや資料室を必要としなくなっています。現代のオフィスとは、人が集まることで新たなアイデアを生み出すためにあるべきです。

そして、そのアイデアの創出すら、ここ数年注目を集めるAI(人工知能)がいずれは担うかもしれません。少なくともAIを導入したロボットというツールが大きな変化をもたらすことは間違いありません。AIをどう活かすか、AIによって何ができるのか、未来のビジネスを見ている人はもう考えています

オフィスにある“一枚の紙”から、変化する働き方を考える

時代とともに変化していく働き方。それでもなお、ビジネスにおいて存在するのが”紙”です 。しかし、紙は紙のままであるわけではなく、その価値を過去から未来へと導くツールが常に生み出されているのです。現代で言えばスキャナがそう。スキャナ自体は、会議資料や名刺、領収書などのビジネスにおける紙を全てデータで扱う時代が来れば、無用の存在になるでしょう。

つまり「スキャナを使う」という行為は、ショルダーフォンがスマートフォンに変わる前、カバンに携帯していた地図帳のようなものなのです。「移動中に電話をしながら、地図で場所を確認する」。それが最新の働き方だった時代がありました。そして、スマートフォンの登場で地図帳は無用の存在になっていったのです。

スキャナは、いまだにビジネスシーンに残る紙を「最も生産性の高い働き方」に導くために欠かせないものです。単なるペーパーレスの実現のツールではなく、未来の働き方への大きな投資なのかもしれません。

働き方は必ず変わる。あなたはいつ動く?

“時代は変わる”と言いますが、ある日いきなり変わるものではなく徐々に変化していき、気づいた時には変わる前のことなどありえないという状況になっているものです。

会社にPCが導入された日のこと、携帯電話を手にした時のこと、取引先に初めてEメールを送った時のことを想像してみてください。「変える」つもりはなくても「変わらざるを得ない」ものだったのではないでしょうか。

いつの間にか進んだように見えるビジネスフィールドのグローバル化もそうです。今になって「英語を学んでおけば良かった」と振り返る人が多いかもしれません。ですが、先回りしている人は必ずいます。

同じように、新たなテクノロジーやサービスを活用できるスキルは、今の時代の必須能力なのです。ビジネスやワークスタイルに関するものだけでも、セミナーやイベント、研修が各地で行われています。

気づいた人からもう動き出しています。あなたの会社は、大丈夫ですか?

Paper Hackではこれからも、自ら時代を斬り開き、働き方を変えている事例を紹介していきたいと思います。