大量の物件資料よサラバ!不動産業界の風雲児iettyは超ペーパーレスな企業だった!

不動産業界において、画期的なサービスを打ち出した賃貸物件専門サイトietty(イエッティ)。
これまでお部屋探しといえば、引っ越したい町の不動産屋をいくつか巡り、あれこれと物件の提案を受け、内見を予約……。などなど、多くの時間と労力を要したもの。

対してiettyでは、ユーザーが転居希望地域や家賃価格、内見希望日などを書き込むと、次々と部屋を探してくれるのです。
スクリーンショット 2016-06-16 20.20.50 (1)
さらに物件についての相談を営業担当者とチャットでやりとりできる。つまり、オンライン接客が可能なのです。
iettyでのお部屋探しでは、これまで業界で当たり前だった紙資料での物件提案は当然ナシ。

業務のほとんどはすでにペーパーレス。では、そのオフィスはどうなっているのか?
果たして紙はどれだけあるのか。

東京・恵比寿駅前にある本社に行ってきました。

IMG_8798

入っていきなり目に飛び込んでくるiettyのロゴ、そして接客カウンター。

実はこの恵比寿のオフィス、iettyで唯一、対面して接客を行う「リアル店舗」なんです。
なのに、人がいない……。平日の昼間、思いっきり営業時間内なのに。

お部屋探しをしたことがある人はわかると思いますが、“街の不動産屋”の場合、入店するとすぐに営業マンに席に座るようにうながされ、ササッとお茶なんかが出てくるのが当たり前ですよね。

iettyの皆さんが働く場所はコチラ。奥の執務エリアにはたくさんの人がいます。
IMG_8729

iettyの特徴的サービスである「チャット」で、お部屋探しの相談に乗ってくれるのはこちらの方々というわけですね。
IMG_8713

別の角度から。おっと、今回の目的であるアレが奥の方に見えますね。
IMG_8735

立派に置いてあるじゃないか!
IMG_8739

神!
IMG_8719

……じゃないですね。我々が探しているのは、紙!
オヤジギャグになってしまいましたが、ちゃんとありましたよ。iettyにも紙が。
IMG_8741

少ない・・・。
聞けば、主に賃貸物件のオーナーさんなど、FAXでやりとりすることがあり、それが主な使い道だそうです。

物件資料の提示はもちろん、お客さんとのやりとりはほとんどWebで完結。e-FAXも利用するので、紙資料や書類の電子化は結構多いとのこと。紙が積まれている棚の下から3段目に置かれた小さな“黒い機体“は名刺管理用のスキャナで、名刺データもデジタル化されているとか。

やはり、かなりのペーパーレス企業です。

今のユーザーは物件をWebで探している。店舗で紙の資料を見せることに意味はない

ところで、実際に働いている社員の皆さんは「紙」に対してどのような印象を持っているのでしょうか。
iettyのチャットセンター長・帆足さんに話を伺います。

IMG_8749
帆足:紙ですか……。ほとんど使わないですね。今こうして座っている“店舗”も、従来の不動産店なら、僕の後ろに物件の資料を束ねたファイルがあって、お客さまに待っていてもらう時などに、それをパラパラと見てもらったりしているはずです。

–確かに。経験あります。

帆足:資料もそうですが、図面や部屋の写真なども、この席にあるモニターでお客さまと一緒にたくさんの物件を見ることができますしね。

IMG_8817
–なるほど。それにしても、お客さんが来る気配がないですね。

帆足:まあ今の時代、お部屋を探している方のほとんどが何かしら賃貸情報サイトで物件を絞っていますからね。見たい物件が決まっているユーザーにとって、「店舗で会う」意味って何もないですから。
この場所も、お部屋が決まって最後の段階の「契約する」ための拠点としての使い方がほとんどです。地方から上京したばかりの学生が訪ねてくる3〜4月以外はそんな感じです。

営業の人間が実際にお客さまと会うのは、あくまでお部屋を内見する時です。店舗で待ち合わせすることもありませんので、時間的なコストも省けます。
IMG_8796
–内見を行う際も、物件資料や書類は持っていかないのですか?

帆足:持っていかないですね。内見の日の不動産屋の営業マンというと、お客さまに追加提案するため似たような物件の資料を、カバンをパンパンにして持ち歩いている光景を想像されるかもしれません。
でも、iettyの営業にはタブレットPCを支給していますし、お客さまもスマホを持っているので、その場でデータを送りながら物件の提案を行いますね。

–そうなんですね。おっしゃる通り、内見の日に追加の物件資料をたくさんもらって、封筒に入れてお土産のように持って帰った経験、あります。

IMG_8777

–ところで帆足さん、後ろにある棚には何が入っているんですか?

帆足:備品です。物件資料のファイルでも保管してそうな棚ですけどね。備品といっても、紙を使わないからなのか、大したものは必要ないんですよね。

IMG_8785

–いや〜、ものすごくすっきりしてますね。参りました。

ペーパーレスな不動産屋は、必然的にユーザーに愛される

IMG_8802
最後に、今回オフィスを案内してくれた代表取締役社長の小川さんは力強く言い放ちました。
「私たちは、自称・日本一クリーンな不動産屋だと思って働いています」

お部屋探しをしたことがある人なら、こんな経験ありませんか?
賃貸情報サイトで見た部屋を気に入り、その物件目当てで店舗に行ってみたら、営業担当者に「あぁ、その物件ですか。ちょっと前に入居者が決まったんですよね」と言われ、「似た部屋でこんなものがありますよ」と他の物件を勧められる。

「帆足の話にもありましたが、私たちがユーザーと直接会うのは内見の時が初めてです。つまり、リアルタイムで内見可能な物件しかiettyにはありません」と小川さん。

不動産はコンビニの数より多いと言われています。そんな業界にもかかわらず、実店舗を必要としないビジネスモデルは、大幅なコスト削減を可能にします。
しかしその本質は、従来型の部屋探しに顕在していた煩わしさを解消し、ユーザーへもたらした多くのメリットにあります。

クリーンなビジネスを推し進めるiettyは、紙はもちろん、徹底的に無駄を省いたクリーンなオフィスでした。